シュガーベルト~糖尿病と闘わない父~①

無責任という服を着た男

酒もタバコも甘い物もしょっぱい物も大好きだった父。

人にも自分にも甘くて、

おれはこの世で一番♪無責任と言われた男♪

なんて、よく口ずさんでいた。

そんな父は

(2型)糖尿病

になすがまま身をゆだねている。それも病歴30年だという。自分の意志では治す気もなく、私を含め家族や医師の判断でやっと命をつないでいる状態にある。

人工透析、腎不全、脳梗塞、動脈硬化、高血圧……さらに、たびたび発症する胃腸炎、尿毒症、肺炎、高熱、全身のじんましん。座位も保ってられないぐらいの脱力感。

書けばキリがない。これだけの不具合を父は苦しいと感じているかもしれない。しかし、その苦しさに抗う事もしない。そして、決まってこう言った。

「面倒くさい」

それを極めた結果が、ボロボロになった今の父である。

ボロボロになる前に誰か止められなかったのか。

私も未だ悩む。だが、本人は周りの心配などつゆ知らず、また嗜好品を好きなだけ楽しむことを夢見ているのかもしれない。体が動けば、酒の一滴からお菓子の欠片まで探しに行きそうだ。

糖尿病と歩む父の壮絶な30年間とそれに振り回された家族の備忘録を少しずつ残していこうと思う。

 

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